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時論公論!北朝鮮は核実験に踏み切る?警戒を強め日本核戦略 [時論公論]

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朝鮮の核実験場で4回目の核実験の準備とも受け取れる動きがあり、

各国は警戒を強めている。

北朝鮮の核戦略と日本、そして国際社会の対応。



1回目の2006年の時は

7月5日のテポドン発射に国連安保理が10日後の7月15日、非難決議「1695号」を採択したことに反発し、10月3日に核実験を予告し、6日後の10月9日に実施している。

2回目の2009年の時は、

4月5日のテポドン2号発射に国連安保理が4月13日に議長声明を採択し、制裁を科したことに反発し、5月25日に核実験に踏み切っている。

3回目の昨年は、 2012年12月12日のテポドン3号発射に国連安保理が2013年1月23日に制裁決議「2087号」を採択したことに反発して強行している。

今回もまた、北朝鮮の弾道ミサイルの発射(2月27日)やノドンの発射(3月26日)への国連安保理の非難声明(3月27日)に反発したものだが、今回の安保理の非難声明は報道陣向けの声明で、安保理の公式決議に含まれない低レベルの非難に留まっている。

北朝鮮の一連の弾道ミサイルの発射が国連決議に違反しているとして、

安保理が追加制裁を検討していることから北朝鮮の外務省声明はそれに対する牽制と言えなくもないが、

一度ならず二度も、決議違反を承知でやっていることをみると、追加制裁を覚悟した上での行動と言える。

ミサイルについて言えば、北朝鮮は2月21日から3月26日にかけての約1か月間、

米韓合同軍事演習に対抗して射程70kmの短距離ミサイルから、

射程180kmの新型の300mm放射砲(多連装ロケット)、

射程300km~500kmスカッドミサイル、

射程1300km前後のノドンミサイルと100発近いロケットやミサイルの発射実験を行っている。

北朝鮮がミサイルの中でまだ一度も発射実験をしていないのは、

昨年日本海に面した基地に配備し、撤収させた射程4000kmの中距離ミサイル「ムスダン」

(全長12-18m、直径1.5、弾頭重量650kgの1段ロケット)と射程6000kmの長距離ミサイル「KN―08」(全長18m、直径1.8m、重量:約60トン、 弾頭重量700kgの3段式ロケット)である。

また、前回のテポドン3号(全長30メートル、重量92トンの3段式ロケット)よりも

規模の大きいテポドン9号の開発、発射準備も進めている。

朝鮮半島西海に面した東倉里のテポドン発射基地は拡充され、

37メートルから52メートルに伸びた発射台も完成されている。

核実験については過去2回(2006年と2009年)はプルトニウムを使った実験だった。

1945年8月9日に長崎に投下された爆弾と同じプルトニウム型爆弾である。

北朝鮮は米国の圧力と制裁が加えられる度に

「核抑止力をより多角的に強化する」「各種核兵器を必要なだけ増やす」「新たに

発展した方法で一層強化する」と連呼していた。ウラン型核爆弾の実験ならば、

1945年8月6日に広島に投下されたウラン型の核爆弾を北朝鮮は新たに手にすることになる。

後は、いつ4度目の核ボタンを押すのかが問題だ。

オバマ大統領が訪日、訪韓する4月下旬が一つの山場になるだろう。

出演 NHK解説委員…出石直

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